<大項目> 原子力発電
<中項目> 原子力発電所の事故・故障
<小項目> 海外の原子力発電所の事故・故障・トラブル
<タイトル>
チェルノブイル原子力発電所事故直後における国際的な対応 (02-07-04-10)

<概要>
 チェルノブイル原子力発電所事故は放射性物質が国境を越えてその影響が広範囲に及んだため、事故直後から国際的な対応が活発に行われた。
 まず、近隣諸国では、当初は飲食物制限等の独自の措置を講じていたが、世界保健機構(WHO)で専門家による検討の結果勧告が出されるとそれにしたがった。
 一方、事故直後の東京サミットにおいて国際原子力機関(IAEA)を通じて国際的に対処するという方針が提案されたのを受けて、IAEAにおいて事故評価がおこなわれるとともに今後の対策として「事故の早期通報」と「国際的な援助」に関する条約案が作成された。また、経済協力開発機構(OECD)/原子力機関(NEA)ではOECD諸国の原子力発電所の安全性と諸国民への放射能の影響とについて評価がおこなわれ民心の安定に大きく貢献した